2009年6月5日金曜日

09/06/05 Monreal → Tiebas


 道を間違った。こういう石積みがあって、且つ先を歩く人がそっちの方へ、そっちはより険しい道で、人がそっちへ逸れて登っていくのを見たんだけど、写真撮ってる間にゆーさん別の方へまっすぐ歩いて行ってしまった。どうせまた合流するんだろうと、そのままゆーさんを追いかけて歩いていくことにした。
 ところが、登っても登っても矢印がないし、今日はそんなに登らない行程のはずなのに、ひたすら登ってる。霧も出てきたし。こりゃだめだ。戻ろう。勇気を出して、ゆーさんにを見たことを告白。
 すると霧の中から、子犬を連れたおっさん登場。ゆーさんが道を訊く。やっぱりのとこを行くみたいだ。
 ほっ。ゆーさんに急坂を見せると意気消沈すると思ってだまったままきた俺がバカだった。今度からゆーさんが先をあるいていても叫ぶことにした。ひどく反省。見えてたのに見えてなかった。


 何度も同じ人と会ったり追い越したり、抜かれたり。日が出たり、また曇ったり。

 今日は花がすごく綺麗だった。


 昼前に Tiebas に到着。小学校を改装した、見た目は工事中な建物。一緒に到着したドイツ(?)人3人組と、どうするかと話す。そうこうしてる内に彼らは先へ行ってしまった。俺たちは粘って館内を探検。オスピタレイロがいた!ここはお金が決まってない。寄付。俺らが既にリュックを置いてたのを見て、やおら掃除を始めるオスピタレイロ。掃除中のオスピタレイロを始めて見た。

 オスピタレイロがひたすら掃除してるので、とりあえずカフェでも行ってくる。パンとコーヒーしてたら、突然すっごい雨!カミナリ!え!?地震!?歩き止まってて良かったよ。
 そのまま定食を食ってく。あ、美味いな。フランスパンもおもちみたいで美味い。カツオのタタキも素敵。

 16:40 昼寝終わり。大雨は通り過ぎた。ちょっと寒いな。

 何度見てもゆーさんがカリカリしているように見えてしまう。自分の心が世界を変えるのか。ゆーさんに直接訊いても怒ってないみたいだ。

 ドイツから来たおばあちゃんと出会った。がんばって英語で話してくれた。でも今日は今ひとつ気持ちが楽しくない。

 今晩の夕食をご一緒しているのは、フランス2人とスペイン人2人の4人組。英語が通じるのは1人。彼ともう一人のフランス人は次の町プエンテ・ラ・レイナで巡礼が終わり。スイスのジュネーブから1000km歩いたんだって!
 残る2人とコミュニケートしようとスペイン語で話すもあまり通じず。通じないことで(自分の)機嫌が悪くなった。ゆーさんは言葉が通じないと残念がっている。

 金曜のスペインのバルはどこも人で一杯。フランスのおっさん(英語通じる方)が、「ここに女の人が沢山いるけどびっくりしちゃいけないぜっ」て、「これがスペインのバルだ」って言っていた。ということはフランスでは金曜の夜にバーに女の人が沢山集まることはないってことなのかな。そこのところは訊くのを忘れた。とにかく村中の人が集まった感じだ。

 4人は夕食のメヌー(メヌー・デル・ディア:日替定食)をパエリアに替えて貰っていたみたいで、おこぼれにあずかる。やった。昼間もおいしかったけど、この店は美味いなあ。日本人の味覚に非常にマッチするなあ。しかしメヌーのワインはやっぱり不味いらしく、彼らは水で薄めて飲んでいた。特にスペイン人は不味いワインは何かで割って飲む。この後の旅でも、炭酸割、コーラ割とよく見かけた。

 夕食を待っていると激しい夕立、のち虹。


 スペインの夜は長い。というか、ヨーロッパは日本と比べるとなかなか夜にならない。夕飯を食べ終わってもまだまだ明るいので、村の入り口にあったお城の廃墟を見学に行く。この城はかっこよかった。


 Tiebas のアルベルゲに貼ってあった漫画。まさしく今日の私たち。


 夜。水1.5€。パン6€。定食10x2€。


 

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