2009年6月8日月曜日

09/06/08 Puente la Reina → Estella

今日からまた歩き始めます。
土日が終わって平日働き始めるときの気分。と思っていたら本当に月曜日でした。

昨夜はカミーノを始めてから初めて夜中に一度も目が覚めなかった。個室は静かだなあ。耳栓もしなかったし、暑くもならなかった。

ハカでひねった右足首がまだ少し痛む。昨日はサロンパス貼るの忘れたんだな。


スペイン語をもっと話せたら、もっと交流してるという実感があるんだろうな。いつも簡単な買い物とか道を尋ねることばしか話してないからな。言語によらない言語はどこへ行ったのか?愛とか優しさとかさ?
英語を話せると楽だからつい英語で話そうとしてしまう。言語だこれ。

泉の水をくださったおばあちゃんの村(5/30)マルテスが今までの町の中で一番印象が深い。英語は全く通じないし、スペイン語と多分バスク語と日本語と、ジェスチャーで会話した。でも何かが通じ合ったという実感があった。優しさとか親しみとか好きという気持ちが通じ合った。

ベンツとの会話を思い出す。
"I can't understand Spanish."
"But you comunicate in Spanish well."
"Yes. Because I'm trying to."
通じ合おうという努力、意志、立場。

今思う、伝える努力、通じ合おうという立場をとっていなかったシーンが自分には沢山あったこと。マガリさんに「あなたと一緒に行って、エウナテの管理人小屋に一緒に泊まってみたい。けど写真を沢山撮りたいから別々に行くことになるね。」とそこまで伝えればよかった。昨日のバーのおにいちゃんに、あなたと交流できたからもう一度この店に来たんだと伝えればよかった。

昨日は気に入ったパン屋とバルへそれぞれ2回行った。3回だったかな?バルのおにいちゃんは朝のカタツムリの件で通じてて、夕食の時間が何時か訊くときも「にこやかさ」を交流できた。けど夕食に行ったときは目を合わせてくれなくて残念だった。
こっちからアクションを起こしたときに無視されたら恐いから何もしなかった。
ゆーさん情報でヘミングウェイが有名にしたというナバラ名物「マスのハモン付け焼き」を食べる。土の味がする。ゆーさんは味がないと言っていた。


6:30から13:00まで歩いて Estella に着く。ゆーさんは今日は何度もくじけそうになっていた。途中しばらくコルドバから来た元気な63歳のおじさまと一緒に歩いて気が紛れた。彼はもう7度目の巡礼。目をつぶっても歩けると言っては笑わせる。Estella では違うアルベルゲになってしまった。



アルベルゲがデッカイ。隣のベッドに来たベルギー人の夫婦としばらくお話をした。ベルギーでは「ベルギー」のことを「ベルヒア」と発音するそうです。ベルヒアを知らないなんてお前はなんてものを知らないんだと言われてしまったが、なんとかリカバリーした。belgiaというスペルを見てようやく分かる。スペイン語と同じで g は h の音で発音するらしい。

キッチンが充実してるので今日こそはカレーライスを作りたかったがゆーさんは美味しいバルを見つけると夜もまた来たいという。カレーはいつかなあ。

今日からカミーノ・フランセスからの巡礼者と本格的に合流した。朝が通勤ラッシュのようだ。出発の時間はみんな一緒だからなあ。



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